客「領収書くれ!名前いらないから!」ぼく「え…いいの…?」

客「領収書くれ!名前いらないから!」
店員(ボク)「え…いいの…?」
客「早くしろ、早く!」

無記名の領収書を発行して渡す。
これは大丈夫なのでしょうか?

レジをやっていると
遭遇する可能性の高いケース。
どう対応すれば良いでしょう?

いいのか?悪いのか?どっち?
前はやってた…これからどうする?

店員として見ていきましょう。

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領収書を名無しで渡す…いいの?

領収書っていうのは要するに
お金を支払ったことに対する
証明書のようなものです。

つまり自動で出てくる
レシートでも有効です。

しかし会社に提出する上で
何を買ったか見られたくない
なんて人もいることでしょう。

そこで金額だけの領収書を
発行するのですが条件があって

宛名、日付、金額、発行者。

この4つが揃っていないと
正式な領収書とは言えません。

例えば経費で800円までのところで
3000円分購入したとします。

普通に会社に提出すれば
戻ってくるお金は800円。

しかし無記名にしておけば
コレを転売することが可能です。

ネットオークションで
1000円などで売ると
会社に出すよりお金が儲かる。

販売側に罪は無いですが
購入側は脱税に使います。

宛名の無い領収書を発行した
あなたのお店は脱税の
片棒を担いだことになります。

お店にもあなたにも被害が
およぶ可能性もありますので
しっかりと記名しましょう。

「早口で…何言ってるかわからん…」

そんな場合はメモなどを
用意しておいてお手数ですが~
って感じで書かせましょう。

あなたはそれを写せば良いのです。

「何書いてるかわからん…」

なぐり書きされたら
そのまま写すしかないですね。
一応復唱すれば問題なしです。

「株式会社〇〇」ですか?
みたいに確認とりましょう。

メモは保管しておいて
領収書発行済みのレシートと
いっしょにしておきましょう。

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以前やってしまった…今後どうする?

「おお…前にやっちゃった…」

とはいえ取り戻せるものでは
無いので今後気を付けましょう。
領収書はキケンなものです。

少なくとも脱税に使えます。

「オーナーが無記名で渡しとる…」

そんな場合はオーナーに
責任をかぶせるしかないです。
不勉強と言わざるを得ません。

「いつもやってくる客がいて…」

断りにくいのはわかりますが
トラブルがあった時に
客は知らないふりをします。

客「店で勝手にやってたよ?」

自分は悪くないと言い張るでしょう。
結局被害にあうのは店員です。

イヤな気持ちをおさえてでも
ここはしっかりと
ルールを守ることが大事です。

それでも譲らない客への対応

客「いいからよこせよ!」
ぼく「ひぃぃ…;;」

乱暴なお客さんだったりすると
脅してでも欲しがりますが
それでもダメなものはダメ。

時間が無いという客には
レシートをそのまま
渡してしまうのが良いです。

もちろん領収書と二重に
渡すのはNGですよ。

自分は警察を呼ばれたことも
ありますがガンとして
断り続けました。

警察は呆れて帰りました。
その人は暴力団だったそうです。

客「社名わからないですぅ」

こんなケースもありました。
他社のためのお使いだそうで…
覚えてないのもアレですが…

そんな時は領収書の
説明をしっかりした上で
宛名はカラにして渡します。

購入者の氏名と連絡先、
お勤め先の情報を
代わりにいただきました。

大事なのは脱税があった際に
お店は潔白ですよと
証明することにあります。

「たかだか買い物1つで…」

と思われるかもしれませんが
実際に被害にあうと時間も取られるし
信用もメチャクチャです。

領収書の扱いはルールさえ
守れば難しいものではないです。
お客の対応が大変なのです。

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まとめ

宛名、金額、但し書、発行者は
領収書の必須項目ですので
宛名はしっかりと書きましょう。

書けない場合は書くように
説明した上で相手の連絡先を
おさえるようにしましょう。

脱税ほう助は立派な犯罪です。

お客のワガママを聞いて
犯罪者になるのはイヤですね。

面倒であればレシートを
そのまま渡すのが一番です。

客「もう二度と来ねえからな!」
ぼく「ありがとうございました」

トラブルに巻き込まれないためにも
毅然とした態度で臨みましょう。

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